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興味の赴くまま、思想に拘らず

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アマゾンでのレビューがなかなか良かったので手に入れてみた。

バラガキ ―土方歳三青春譜―」 中場利一 講談社文庫

この中場利一さんて言うのはあの「カオルちゃん最強伝説」の原作者だったようで。
というか「カオルちゃん~」に原作があったことに驚いている私である←
ちなみに、この「カオルちゃん~」は竹内力(初演は37歳だった?)主演の映画で、
「マイボス~」の長瀬智也も真っ青な老け顔高校生カオルちゃんのバイオレンスな青春物語である。

それはさておき。

タイトルにもあるように歳三さんが主役のこの話。テンポが良くってめちゃめちゃ面白い。
歴史をよく知らなくても十分に楽しめるんではなかろうか。
登場人物のキャラクターのデフォルメも最高だ。特に歳三さんに絡む沖田総司ww
物語は浪士組参加~池田屋事件までに焦点が当てられており、まさしく新選組の青春立志篇。
その名前を聞くだけで博打打ですら目をそらすという「バラガキのトシ」が
生涯の友である近藤勇たちと共にひと旗上げるため京に上り
「バラガキ」を卒業し一つ階段を上るという内容で
複雑な世情や血生臭い策略が見事なまでに爽快に描かれているのだ。
それは何だか「ハイスクール・新選組」といった感じ(笑)
読んでいると、コメディータッチな分、彼らを親しみやすいリアルな存在として感じられる。

これ実写で見てみたいなぁ。
(私の場合、読んでいる間中、文字を脳が自動的に画に変換してくれるのだが
歳三さんは最後まで山本耕史くんだった)

大河と張るくらいに面白かったよ

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今度の日曜、京都に行く予定だ。勿論、壬生(浪)路ツアーである。
が、今回は単独ではなく連れと二人旅。
連れは新撰組(幕末)初心者のため、「(勉強するのに)何か良いものない?」
と訊ねられ、(活字よりもマンガでという希望だったし)
いろいろ考えた結果、渡辺多佳子さんの『風光る』を紹介してみた。
設定的にどうよ?と突っ込まれそうな感じもするが、
よく調べてあってなかなか説得力もあるし、何より作者の愛を感じられるので
取っ掛かりとしては申し分ないと思ったのだ。
(何事も真剣に愛を持って取り組んでおられる方から教わるのが一番良いはず)

でも、私の一番好きな新撰組のマンガはと言えば菅野文さんの『北走新選組』である。
これを友人に勧めなかったのは、タイトルで判るように箱舘戦争での新選組の物語だから。
新選組を知らない人には、いきなり北から始まると歴史的背景とかが判りにくいかも知れないし。

創作のテーマとしては珍しいと思われる後期の新選組。
戊辰戦争の始まりと共に彼らが辿る道筋は悲しいものがあるからねえ。
でも、敢えてそこに目を向けて、綺麗な絵と共に綴られていく物語には涙無しには読めなかった。
史実にもかなり忠実だったし、土方ファンにはたまらないのでは?
大河のスピンオフ(!?)『土方歳三・最期の一日』と併せて見ると感動は倍増だ。

近藤先生の出番は少なかったけど(←)おススメです!!!

※作品名クリックでAMAZONに飛びます。

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私の心のバイブルは池波正太郎さんの「近藤勇白書」だけれど
幕末に興味を持つきっかけをくれた三谷幸喜さんのこの本もまた
ある意味、心のバイブルといえるかもしれない。

三谷幸喜のありふれた生活3―大河な日日 

朝日新聞社 2004年7月30日初版

 

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”三谷幸喜 大河な日日”のつづきはこちら
ここ数ヶ月で何冊か新撰組(或いは幕末)関連の本を読み漁ったのだけど
その中の一冊をご紹介。

PHP新書
俳遊の人・土方歳三―句と詩歌が語る新選組


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”詩歌と新選組”のつづきはこちら
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プロフィール
HN:
デイジー
性別:
女性
自己紹介:
新撰組好き歴、早5年ほど。
近藤局長がご贔屓。
心のバイブルは「近藤勇白書」(池波正太郎著)
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